華麗なる一族 第七回｢悲劇の高炉爆発｣

現在発売中のTV navi4月号で、山本耕史さんと木村拓哉さんの対談が載っています。
いや～そうか、クランクアップでそんなことがあったのか(笑)

もうメンドクサイので話の流れは追いません。
観て、思った事だけをツラツラと。

サブタイトルにもあるとおり、今回のストーリーのメインは｢高炉爆発事故｣。
冷静に考えて見れば鉄平のやった事と言うのは｢無謀な計画で作業員を過酷なスケジュールで働かせ､挙句の果てに事故を起こし作業員を死に追いやった｣という事で……。
最近の例で言うと｢無理なダイヤで運行して乗務員をプレッシャーで追い詰めた結果､脱線事故を起こした｣ケースとそう変わらないわけで……。
申し訳ないけどやっぱり鉄平には感情移入できないんだよなあ……。
かと言って大介に感情移入するのも至難の業なわけで……。

ゲンさんが死んじゃったかー。
あの事故が起きた時に｢若！こんな事で諦めたらイカンで～｣ちゅなセリフを吐いたから｢死亡フラグが～｣なんて思っていたら……やっぱりドーン！と。
ゲンさんの漢気があったからこの高炉建設はなんとかなったようなもんで。
ゲンさんがいなくなって……ねえ。
どうも鉄平自身は｢ゲンさんの意志を尊重して、高炉建設は諦めない。絶対にゲンさんの遺志を継いで完成させてみせる！｣と思っているようだけど……。
でもこの画って前にも見たことあるんですよね。
第三回で｢大介が利益を上げるために支店長をやる気にさせて無理をさせて殺してしまったが、その葬式で『遺志を継いで！』などと戦意高揚を煽っていた｣図式に被るんですよね。
無茶なスケジュールなら事故が起きてもおかしくない、というのは鉄平も考えが至っていたはずなので(至っていなければただの大馬鹿者だ)
そして死に追いやったのが事故にしろ故意にしろ、｢その死に負けずに＝その死を利用して｣という図式に思えて仕方が無いんですね。
さすが親子……いや兄弟か？
とにかく大介と鉄平って似てるよなあ～という考えになったんです。
以前も｢妻とフッ子のどっちにも良い顔をしている｣鉄平を見て｢お前に相子の事を言う資格なんぞ｣と思ったもんですが……。
次回もし｢ゲンさんの遺志を継いで｣とか言い出したら……考えるだに恐ろしい。

それから銀平……苦悩しているなあ。
鉄平が成功して、大介の影響力が弱る事を本音では思っているんですねえ……。
だからといって父に刃向かう気も無ければ、大介にヒントを与える事もせずに……あーあ。

そうそう最後に来て｢万俵祖父がフッ子の親であること｣と｢鉄平が祖父の子供であること｣が示唆されましたね。
これはキッツイなあ……。
大介が｢鉄平を見ているとじいさんを思い出す｣て意味をストレートに気付いたんでしょうね。
女将もなあ……余計な事を遺言すんなや(苦笑)
知らなきゃ知らないままでも揉めてるけど、さらに揉め事の種を残していったなあ……。
何だろうか、万俵家への復讐の為に伝えんじゃなかろうか、とすら思ってしまいました。
しかし｢公家の肌はマシュマロのようだ｣……褥の匂いがプンプンしますが。
爺さんも余計な事をしていったなあ。

次回は……みんな叫んでます、怒鳴ってます。