日曜洋画劇場特別企画スペシャルドラマ｢信長の棺｣

3日連続で時代劇です。
今回は和製ダビンチコードとも言える｢信長の遺体消失事件｣を題材にされた作品なのですが……。

いや、見ごたえのある作品でした。
太田牛一役の松本幸四郎さんがまた濃厚な演技なんだわ。

まあ最初の空気と最後のほうの空気はまったく違いましたね。
戦乱の世、それこそ特に混沌としていた本能寺の変の最初と、秀吉が天下統一をして煌びやか、派手な生活をしていた時代の後半では違うのもやむを得ない話ですが。

小日向さんが明智光秀ってのは意外なのかしっくりくるのか今だに判断がつかないんです。
生真面目な明智光秀だからピッタリなのかもしれませんが、基本的に笑う顔の人だからなあ。はてさて。
しかしキャスティングで若干混乱しましたよ。
篠井さんが豊臣方の石田三成役だったんですが、｢功名が辻｣では徳川方の井伊直政の役なもんだからえーと……？な状態に。
そういや浅野ゆう子も出ていたな。
こっちも似たような身分の高い女性の役(信長の側室)なもんだから「あれ？秀吉の嫁だっけ？」と間違えて仕方が無い。

松岡昌宏の織田信長は……まあ良かったのではないかと。
しかし若い役者さんがやる信長様は基本的に日本の未来に向けてキラキラした希望を持った信長が多いですな。
若干お年を召された役者さんが信長をやる時は「第六天魔王」そのものという恐ろしい信長様が多いですよね(例:渡哲也｢秀吉｣舘ひろし｢功名が辻｣等)
例外は反町隆史｢利家とまつ｣ぐらいかな？
反町さんは若くても魔王でしたよね。

……しかしいつの間に太田は楓を抱いたんだ(苦笑)