14才の母・愛するために生まれてきた

さて。
このドラマ、今クールでは｢Dr.コトー｣｢僕の歩く道｣と並ぶハートフルドラマでした。
で。
私はこのドラマはあんまり好きじゃないんですよね。
ですので、きつい物言いしてます。
「感動した」と思っておられる方は見ないで頂きたい。
それほどきつい物言いしてるから。

……で、結局何が言いたいの？
何、「14歳でも出産しちゃえばこっちのもの」とでも言いたいのか？
もうね……｢出産＝良い事｣とだけ見て話を進めてるもんだからなあ……。
そんな良い事だけじゃないだろ！というのもちゃんと描いて欲しかったなあ。
それこそ近所のおばさんのわざとらしいヒソヒソ話だけでそれを表そうってのは無理があるよなあ。
生まれるまでにいろいろと批判される、これは出来てたと思う。
ところが赤ん坊が生まれただけで、全てがオールOKってのは違うんじゃないのかなあ……。
なんかねえ、覚悟してるとか順番が逆だとか、まだ何も知らないガキがねえ、知ったような口きいてんじゃねえとか酷い事しか思わなかったなあ。
だいたい｢こんなもんだろう｣ぐらいにしか思ってない覚悟なんて屁でもないさ。
そして親の助けを借りないと生きていけないみたいだしなあ。
そりゃあ、生まれてしまったものはしょうがないさ。
生まれてしまったからには育てる責務があるさ。
だからと言ってそれに甘えてえらそうな口をたたくなっ！
命の大切さを説きたいならまず避妊するところから始めなさいよっ！
欲望の赴くままにやっておきながら、いざその結果が現れたら奇麗事かおい！
未希「そら(赤ん坊)は誰にも望まれなかった子です」
……そういう子になってしまったのは手前らのせいだろうがっ！(大激怒)
何だよこの無責任さ、自分勝手さ。

真面目な話、最終回で赤ん坊が死んだ方が良かったかな？と本気で思ってしまいました。
死んだ方が命の尊さを教えられたような気が……

……と思いながら番組が終わると、突然知った訃報が。
こっちの方が凹んだし、こっちの方が命の大切さを感じたような気がします。