世にも奇妙な物語 秋の特別編

今回の「世にも奇妙な物語」は春に続いて本編5つ以外にもショートストーリーを数本オンエアされました。
で、その中には以前に放送した作品のリメイクがあったんです。

で。
そのうちの一つ「オブジェ」
これは私が「世にも～」の中で最も背筋がゾクッとした作品だったんですが……。

リメイクしないほうが良かったかな～。
オブジェになった姿は、昔はアナログな表現方法(体に特殊メイクを施した姿)でやけにリアルな質感で、幼心に怖かった覚えがあるんです。

ところが今回リメイクされた作品は、オブジェになった姿がＣＧで表現されていて、質感があまり怖く感じなかったんです。
やっぱり手間を掛けてもＣＧじゃなく、地道にアナログでやって欲しかったですね。

あとオブジェになった後にカップルが新しくやって来たんですが、あれもいただけない。
昔のは誰もいない美術館にオブジェだけが存在していて、無機質だけがあって、これも怖かったポイントなんです。

そしてそしてもう一つ。
今回は絵画の中にボタンがあったんですが、昔のはオブジェだけが淡々と並んでいたんです。
昔のだと、まだまだ新しく誰がオブジェになっていくんだろうなあ、という想像がさらに恐怖をかきたてたんです。
なんだか今回のだとあのボタンを押した人で終わりのような気がするんです。

まあ厳しいことを書きましたが、私は本編よりショートストーリーのほうが好きですよ。