TV雑記オートバックス　M-1グランプリ2007

・笑い飯
うーん。
今年のネタも｢奈良ナントカ博物館｣を超えられなかったなあ……。
あと、ネタの流れがずっと大人しめだったかな？とも思うんですよね。
ずっと並列のネタだったと言うか……。
ただボケを一個一個継ぎ足していく、ってだけになってしまいましたからね。
最後の最後で｢ああ、そういうことだったのか！｣という眼からウロコが欲しいんですよね。
ただボケを繋げただけではなく、一つの｢漫才｣という作品を見せて欲しいんですよね。
82点

・POISON GIRL BAND
うーん、やっぱり彼等のスタイルではM-1では辛いよなあ。
漫才ではなく｢M-1｣用のネタで無いと勝てない、とは紳助さんの言葉。
まあ、そういうことだよなあ。
70点

・ザブングル
いったいどんな漫才を見せてくれるんだろう……と思ったんですが。
前評判では｢顔芸｣とか言われてましたが……。
どちらかと言うと｢テンション芸｣でしたよね。
五月蝿いから面白いと思う、っていう。
80点

・千鳥
ここもM-1用のネタではないかな？
最後でグダグダになってしまうのはやっぱり辛いよなあ。
同じグダグダでも一つ目だけが合ってるのと二つ目まであってるのではだいぶ違うと思うんですよね。
65点

・トータルテンボス
面白かった。
ここまでテンションが低かったんだけど(苦笑)トータルテンボスが出てきてくれて突然｢面白い！｣と思えるようになりました。
最後に来て｢ボイラー室｣｢力強く引っ張れば開くドア｣｢床がヌルヌルの中華の部屋｣という3つの伏線を見事に回収してくれて……。
やはり最後で一気に怒涛のように面白かったんですよね。
95点

・キングコング
いや～……第1回から確実に成長している。
舞台を広く使ってましたね。
最後に｢ビーっ！｣と万引探知機が作動した所で｢やられた！｣と思った。
でも時折何言ってるか良く判らない所があったのでその分トータルテンボスより1点マイナス。
94点

・ハリセンボン
今までハリセンボンのネタはコントしか見たこと無かったですが、意外と漫才もいけますね。
ただちょっとテンポが遅いかな？とは思いましたが。
84点

・ダイアン
うーん、いかんせん地味(苦笑)
終わってから感想を書いているんですが、彼等のネタだけ｢えーと、なんだったっけ？｣という思い出せ無いという事態に陥ってしまったんだよなあ(苦笑)
やっぱりもっと印象に残る部分が何処かに欲しいんですよね。
特に｢4分｣という短い時間では……なあ。
80点

・サンドウィッチマン
何故彼らが正規の８組に残っていないんだ。
いや、真面目な話｢スターおったよ……｣と漫才を見て思ってしまった。
オンエアが始まった時、果たしてどれだけの人がサンドウィッチマンを知っていたのか。
そして１回戦でネタを披露、１位通過、そして……。
彼らほどこの二時間半のオンエアの間に人生が激変したコンビもそういないよなあ……。
いや～……見ていてビックリした。
特に｢焼きたてメロンパン売り切れんだろうが｣にはやられた。
お前そのツラで焼きたてメロンパン買うために並ぶのかよ(笑)
しかもそれをサラッと流すんだよ、特に強調もしないんだよ。
そして最後に｢行くかんな｣と冷たく突き放すツッコミ。
あまり他のコンビでこんなに冷静にツッコんでるコンビが他に居なかったんですよね。
そこらへんがまた上手かったんだよなあ。
99点

決勝
・トータルテンボス
１回戦に続き見事な伏線回収。
ただ１回戦に比べると……というのは確かにある。
それでも｢サイババで白い粉｣で笑ってしまった。
ナンデスカあの怪しさ極まりない呪文は(笑)
90点

・キングコング
物凄い速いテンポ、だからこそ聞き取りづらい所が出てきてしまってるんですよね。
とても練習したのはわかるんです。
でも聞き取りづらかったのは……うーん。
88点

・サンドウィッチマン
やはり見事な安定感。
早過ぎず遅過ぎず、丁度聞き取りやすいテンポで進んで行く漫才。
｢けじめピザ｣って(笑)
ツッコミがテンションが無駄に上がらずに聞き取りやすいツッコミなんですよね。
89点

管理人としては実はトータルテンボスかな？と思っていたんです。
というのもね。
この三組、何処が優勝してもおかしくないな～と言うのが正直な所。
だから審査員の好み次第なんだろうなあ、というのが本音の所。
で、ラストチャンスだから、という理由でトータルテンボスに。
あと、三組とも共通なんですけど1回戦の方が面白かったなあ。

総評。
やはり何故サンドウィッチマンが正規の８組に残っていなかったのか、というところは大きいと思う。
準決勝の審査方法……というか審査員は一度自分の採点方法を見なおして欲しいと思う。

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